今回はオートのプロメカを紹介します。
以前紹介したプロメカは1000円のものでしたが、今回紹介するプロメカは500円の価格帯のものになります。
他のプロメカシリーズよりかは普及している印象で…見かけたことがある方も多いのでは…?と。
それでは早速レビューに参ります。
〔OHTO PROMECHA SP-505P〕
■概要
500円(税抜)と低~中価格帯に位置する本製品ですが、外装は全てアルミ製と価格に対して破格の作りになっています。以前プロメカ1000を紹介した際にも、1000円でフルメタルというのは中々無い…といった話をしましたが、まさかの500円バージョンもフルメタルという…。
500円の価格帯でフルメタル製のシャープペンって、ホントコレ以外無いのではないでしょうか。流石OHTOです。(採算取れてるんですかね)
アルミ製の軸はとてもサラサラとした触り心地になっています。
(芯径か、もしくはロットによる個体差なのか、軸に光沢があり手触りがつるつるとするタイプと、光沢の無いさらさらとするタイプがあるようです…。:H28-4/2追記)
ちょっと消えかかっちゃってますが、軸にはPROMECHAの表示と品番、それからオートのロゴが印字されています。
キャップには硬度表示がついていません。1000円バージョンのプロメカには硬度表示がついていることを考えると、こういった部分でコストダウン&差別化を図っているということがわかります。一昔前の500円プロメカには硬度表示がついていたので、少し残念な点です。
あ、それでも消しゴムにきちんと針金が付属しているのは高評価です。
(この針金、付け根の部分が輪を作るように一回転しているのが特徴です。消しゴムへの食い込みを防止するためのものかと思いますが、良いデザインですよね。)
なお芯受けは樹脂製です。
どうやらこの芯受けのパイプ、1000円のものと同様、軸内部で上手く固定されていないようで筆記時にブレてカタカタ音を立てることがしばしば。気になる人は気になりますね。
…音鳴りには個体差があるようなので購入前に確認することをおすすめします。
グリップは軸に比べて太くなっています。
格子状になっていて、ローレットというには少し目が大きいでしょうか。螺旋状に入れられた横の溝に加えて、縦にも溝が入っています。
ローレットの凸で指を捉えるというよりは、溝に指を食い込ませて滑りにくくするという感じです。滑りにくさ、持ちやすさともに良好です。
滑り止めっぽいゴムがグリップの一番下についていますが、これはあまり意味が無いような気がします。ゴム自体がかなり薄く、指に引っかからないんですよね。
口金、チャック部とも妥協せずに金属製。ほんとに500円とは思えない造りです。
ノック感は柔らかめで、ストロークが長めになっています。
口金は非常に長いですね。これは人を選ぶかもしれません。やっぱり口金が長いペンは私は苦手です
■500円台のペンの中ではワンランク上の質感があるかな、と言った感じです。また、見た目からは想像がつかないほど軽い(13g)ため、フルメタル製なのにも限らず扱いやすいのも特徴でしょうか。
個人的にはもう少し口金が短ければ良かったな~という思いです。
〔製品情報〕
プロメカ500P
品番:SP-50xP 0.5㎜=SP-505P
価格:500円(税抜)
芯径0.3/0.4/0.5/0.7/0.9
重さ:13g
芯径は0.3~0.9㎜までフルラインナップ。流石です。
1000円モデルと比べれば見かける機会は多いものの、残念ながら小さな文房具屋レベルでは置いてないことが多いですね。買うならば大型の文房具屋や書店でしょうか。
コメント
このペンはちょっと雑な造りも含めて好きです。高い文房具に手を出せない中学生の時に使っていました。
当時は良くも悪くもOHTOというメーカーそのものを知る機会にもなりましたね(笑)
nisixさん>こんにちは!
オートの製品は勢いだけで作ったような、尖った製品が結構ありますよね。価格設定もはっちゃけているものが多いですし。
ちょっとした雑さもオートらしいというか…そういう所に惹かれてオートのファンになった方って結構多いと思います(私含め)(*´∀`)
少し前ホライゾンを買いましたがやっぱりガタが目立っています(^_^;)なんとかならないかと思いテープを巻こうと思いましたがホライゾンはダブルアクションなので動きに支障がでないか心配だったのでしませんでした(^_^;)なんとかならないかな(-_-)
>グラフ1000な人 さん
コメントありがとうございます。
OHTOはどうもその辺りのツメが甘いんですよね〜。上手く巻いてやればピッタリ行くかも知れませんが…どうでしょうね…。