前回から少し更新が空いてしまいました…。
定期的に更新して行きたいなぁ、なんて思ってはいるものの中々難しいですね。
更新頻度については模索しながら定めて行きたい所です。
さて、それでは本題に入りたいと思います。
今回はパイロットより、S5です。
〔PILOT S5〕
パイロットが製図にも、一般筆記にも、といった触れ込みで販売している”S”シリーズの中堅どころです。そこそこのサイズの文房具屋や書店には、大抵置いてあるかな、と。
価格は500円(税抜)と気軽に購入しやすいギリギリのラインかと思われます。
そんなS5が他のSシリーズと比べて特徴になるのはやはり長めのラバーグリップでしょう。S3がプラスチック、S10が金属のグリップですが、このS5はゴムグリップを採用しています。
パイロットの商品紹介ページでは「低重心設計」と謳われていますが、それほど低重心な感じはしません。気持ち前より重心、と言った程度のものかなと思います。
軸の上半分は半透明な樹脂製。カラーは5色のラインナップです。
いずれも全体的に色が濃く、S3よりもやや落ち着いた印象です。
色はきれいなんですが…半透明な故に、軸内部の樹脂パーツが見えてしまうのは少し残念な点ですね。
…でもって、軸の印字は他のSシリーズと同様、文字量が多めです。シンプルにまとまっていますが、価格帯を考えるともう少しあっさりしていても良いかな…なんて。
クリップもシリーズ共通品で、挟みやすく、着脱しやすい優れものです。
その一方でノックキャップはS3と異なり、硬度表示が付いた物になっています。ここは価格差を反映、ということでしょうか。硬度窓の表示は2H~2Bの対応で、表示がシールではなくキチンと印字されたものなのが個人的に高ポイントな点です。
もちろん、消しゴムには芯つまり対策用の針が付属しています。抜かりありませんね…。
グリップは先述の通りの長めのラバーグリップ。軸中央から先端に向けて少しずつ細くなっています。
ラバー材質に加えて、独特のパターンの凹凸があるおかげで滑りにくさはSシリーズの中でもピカイチです。が、その反面ベタつきを避けることができないので人を選ぶかもしれませんね。
特に夏場は手汗が多い人だとベタベタに…なんてこともあるかもしれません。
最後に、口金を外してみました。
チャックは金属製、ネジは樹脂製です。
樹脂製は不安…といいつつも、S3同様に分厚い樹脂のため普通に使っていてネジが割れるような事は中々無いかな…と。
そうそうそれから、口金もS3と共通のパーツです。グリップと合わさる部分がが微妙に反り返っているのがポイントですね。
最後に、少しだけ分解してみました。
ゴムグリップと、転がり防止用の凸がついたリングが軸から着脱可能になっています。
S3やS10と互換性があるわけではなく、あくまで「分解できますよ」といった程度なのが趣味的には惜しいところ…なんて。
特に凝った部分は無く、至ってシンプルな造りと言えるでしょう。
■人気が高いSシリーズですが、どうもこの”S5″は没個性感が漂っているようで…。”硬度表示が付いている”、”ゴムグリップで滑りにくい”といった点だけでは廉価版のS3に対してあまり差別化が出来ていない印象です。
本製品を単体で見れば軸バランスが良く、ベタつくことにさえ目を瞑れば中々に良いペンに見えますが…正直S3でも良いかな、といった域を出ていないんですよね。
個人的にはもう一押し欲しい、そんな所でした。
〔製品情報〕
PILOT S5
品番:HPS-50R
価格:500円(税抜)
芯径:0.3/0.4/0.5/0.7/0.9
軸色:透明ブラック/透明レッド/透明ブルー/透明グリーン/透明イエロー
カラーは5色展開と豊富ですが、S3と同様に0.4㎜はレッドのみ、0.9㎜はブルーのみ、といった感じで芯径によってはカラーバリエーションに違いがあるようです。購入前には一度確認を…。
コメント
どこの文房具店で買いましたか?
探してるんですが中々見つからず、、
>コメンターさん
はじめまして、コメントありがとうございます。申し訳ないですが、基本的にどこで購入したかについてはお答えしていません。
S5は現行品ですので入手自体は可能かと思います(大型の文房具店・書店、若しくはオンラインストア等…)。基本的に文房具屋でも取り寄せ可能ですので、見つからない場合は一度お試しください〜。
返信頂き、誠にありがとうございます!
とある文具店でget出来ました!
ありがとうございました。
今後も本ブログを応援させて頂きます。
>コメンターさん
ご返事が遅くなりすいません。
S5、入手できたとの事で良かったです。ご愛用くださいね^^;。
今後とも、よろしくお願いしますm(_ _)m