筆記具紹介33 ファーバーカステル TK-FINE バリオL

えー、約2ヶ月ぶりの「文具紹介」記事になります今回、33回目は、ドイツの文具メーカー、「ファーバーカステル」よりバリオLです。
…それでは見ていきましょう。
〔TK-FINE VARIO L〕

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ファーバーカステル伝統のグリーン (厳密に言えば何度か色味が変わってますが) に、製図用シャープに似つかわしくない、メッキ処理が施されたグリップ。
そして筆圧クッションのオン/オフ切り替え機能や繰り出し式の消しゴムが付いて2500円(税抜)…日本製。そんな「VARIO L」です。


TK-FINEシリーズにおいて最高級のモデルだけあって、中々豪華な作りです。
シャープペンに2500円…高いと感じるか、安いと感じるかは人によって変わってくる所です…(恐らく、誰が見ても「オトク」と感じるとは言えないと思います)。
管理人的にはちょい高いような気もしますが…そこは天下のカステルさんなので仕方ない所でしょうか…。

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まず上部から。回転繰り出し式の消しゴム…兼ノックキャップです。
…色こそ違えど、同社の”GRIP1345″や、ロットリングの”Rapid”とほぼ同じものを使用していますね。
替えゴムは3本入で400円(税抜)。…高いですよね。互換性品として、ロットリングからRapid用の消しゴムが2本100円(税抜)にて販売されているので、そっちで良いんじゃないかと…。下記参照。
※ー追記 コメントを頂きました。ー

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モノノック3.8用の替え消しゴム(長さ約10㎝×4本入・100円(税抜))をカットして使用する方法が、恐らくコスパ最強になります。
nisixさん、有益なお話をありがとうございますm(_ _)m
ー追記ここまでー

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ノック部を外すとこんな感じに。
軸全体が丸ごと芯受けになっているお陰で、芯の補充はカンタンです。
余談ですが、本製品と同社”Executive”は、僅かに消しゴムがはみ出す長さなっています。
rapidや同様のパーツを採用したシャープペンの多くが長さきっちりに揃えてあるのに、何故なんでしょうね…。気になるところです。

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軸は六角形。ダークグリーンと言えば良いでしょうか、深みのあるきれいな緑色です。(写真だとほぼ黒に写ってしまっていますが)

色ムラの無い樹脂で、チープな感じもしません。見栄えも悪く無いです。
印字は彫り込み+箔押し。ゴールド寄りのシルバーで、軸に映える色です。

彫りが入っているので、使っているそばから剥がれていくようなこともないですね。
(さすがに、長期間使用すると流石に剥がれて来ます。)

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ファーバーカステルの製図用シャープペンシルは代々ハイエンドがメッキグリップ…そんな流れを汲んでか、バリオLも例に漏れずメッキもの。見た目は綺麗なんですが、やはり滑ります。

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△真横から。
10個の溝があり、先端に向けて徐々に細くなっていく形状です。(この傾斜が滑りを助長しているんですよね。)
握り癖によっては扱いづらい、窮屈だと感じる人もいるかも知れません。
(管理人は、色々と試した結果グリップ先端の反り返っている部分をつまむような持ち方になりました。イマイチ釈然としない感じです…。)

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冒頭でも触れた、筆圧クッションの切り替え機構はグリップと軸の境目を回すことで行います。
大事なのは「グリップを基準にして、軸を回す」こと。軸の印字を見ながらグリップを回すと、逆になってしまうので注意です。

「△hard」では芯が固定され、「▽soft」ではスプリングが可動し筆圧を吸収します。
バネの強さは適当で、強くも弱くも無く、標準的。グッと押すと深く沈み込みます。
この仕組みに起因したガタツキは特に感じませんでした。結構しっかりしてるんですね。
折角の可変機構なんですが、写真の通りの0.3㎜(0.35㎜)だと吸収する以前に芯が折れてしまうことが多く、そもそも管理人はそれほど筆圧が強くないので殆ど「hard」に固定してしまっています。…ちょっと勿体無いような…。
(きっと0.7㎜や0.9㎜の場合は、存分に威力を発揮するんでしょう)

そうそう、製品名の”VARIO”はこの可変機能に由来してるんだとか。

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口金部はこんな感じに。
えー…随分無茶な位置に硬度表示がありますね。

口金周りに硬度表示を取り付けたシャープペンなんて、メジャーどころではプロユース1500ぐらいなんじゃないでしょうか…。(他にも、確かサンスター辺りが昔出してましたね…)
表示は2H〜4B(Fあり)でフル対応……なんですが、窓枠自体がユルユルで勝手に回ってしまうこと、配色・位置の関係でやたら見にくかったりすることが起因してほとんど機能しません。
飾りぐらいに思っておくのが適切でしょうか。

追記:おまけにこのパーツ、割れやすいので注意が必要です。(管理人も一回割ってしまっています…。)

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口金を外してチャック部です。
最初は外れないモノかと思っていたんですが、先端部の銀色の部分を撚る事によって分解することができました。(結構硬いです)
…とは言っても、このあたりのパーツはクッション切替との兼ね合いもあるので、無闇に分解するのはおすすめできません。(外しておいて言うのもアレなんですが)

芯が詰まってしまった、動作不良を起こした…等の非常事態に限ったほうが良さそうです。

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折角なので観察を…。
流石にこの値段なのでチャックは三分割・金属製。先代とも言える「XFL-TKfine L」が樹脂チャックだっただけに、一安心です。
恐らく、この後ろにクッション用のバネが仕込まれているんでしょうね。どうなっているのか気になる所ですが、ここから先の分解は修復不能になりそうなので止めておくことにします。

■私感■
いかがでしたでしょうか。正直、そもそもの話口金が長いこと・グリップが滑ることの2点が管理人とは合わないこともあって、積極的にお勧めできる訳ではないんですよね。…何と言っても良いお値段ですし…。
ただ、カステルらしい深い緑の軸や、光沢あふれるグリップに惹かれる気持ちも分かるような気がします。メッキが気にならなければ、重心もやや前側の良い位置なので、扱いやすい…かと。
バリオL、確実に使う人を選びます。購入を検討する際は、是非実物を見てから…。

□おまけに

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バリオLの兄弟モデルとも言える、バリオとエグゼクティブを並べて。
バリオは廃番となってしまいましたが、エグゼクティブは現行品です。価格も1000円(税抜)とバリオLに比べれば幾分お安いので、迷った際には選択肢の一つに入れるのも手です。

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〔製品情報〕
TK-FINE バリオL
品番:13 55 00 ((13 5x 00)x=芯径)
価格:2500円(税抜)
芯径:0.3㎜(0.35㎜)/0.5㎜/0.7㎜/0.9㎜(1.0㎜)

地味に4芯径揃えてあるんですよね。この価格帯でこれだけ揃えてあるシャープペン…他には思いつきません。
店頭ではパッケージに入れられて販売されていることが多いです。…とは言っても販売している店自体あまり多くないのが現状ですが〜。
H29-3/14 一部内容を追記

コメント

  1. nisix より:

    コメント失礼します。
    ご存知かもしれませんが、替えの消しゴムはMONOのノック3.8の消しゴムが使えますね。
    10cmほどの消しゴムが4本入で100円となかなかお得で、自分は丁度良い長さに切ってバリオLに使っています。

  2. ものてっく より:

    >nisixさん
    早速のコメントありがとうございます。
    確かに、3.8㎜径なのでモノノック用の替え消しが使用できますよね。…盲点でした。さすが、普段より使いこなされているだけあります^^;
    折角なので、記事にも追記させて頂きますねm(_ _)m

  3. 肥魔人 より:

    この消しゴムって、rOtringのrapidのものと同じ形じゃないですかね?

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