今回で5回目の筆記具紹介。このブログでは初のゼブラ製品になります。
ゼブラ…というと、管理人的には昔からボールペンに強いメーカーという印象がありました。サラサやシャーボはなんかがその代表例で…。使ってる人、多いですよね。
一方で、シャープペンは三菱のクルトガやパイロットのドクターグリップなどのヒット商品に押され、「シェア率」がかなり低かったイメージがあります。
そんな中、今回紹介するテクトツゥーウェイや、最近発売されたデルガードなどでシェアを巻き返して来ているようで、今後どうなっていくのか、楽しみな所です。。
さて、前置きが長くなりましたが‥そろそろテクトツゥーウェイ、紹介していきたいと思います。
〔ZEBRA Tect 2way〕
2007年にゼブラから発売された、フリシャロック機構と製図用譲りの4mmパイプが売りのシャープペン。ゼブラとしては久しぶりの高価格帯(1000円(税抜))製品と言うこともあって、当時は中々に話題になりました。
上軸から見ていきましょう。
比較的細めの樹脂軸に、光沢感のある塗装をすることで金属感を出しています。管理人が所持しているのは写真の通りのシルバーで、他にも赤/黒/青/オレンジのラインナップがあります。
この価格帯のシャープペンで複数のカラー、特にオレンジのカラーリングを揃えているのは珍しいですよね。
いずれも綺麗な色合いなんですが、塗装の仕上げが良くないのか剥げやすいのが玉に瑕かな、と。また塗装の切れ目が出てしまっているのもマイナスポイントです。
またシルバー軸の場合に限ってですが、金属感を出すにしては少々テカり過ぎていて安っぽく見えます。もう少し光沢を抑えたほうが良かった気がしますね。
軸にはZEBRAロゴとTect 2wayの文字の印字に加え、このペンの特徴でもあるFrishaのマークが丸囲みで表されています。
フリシャ。ゼブラ独特の言い回しですね。
キャップは塗装された樹脂と透明な樹脂の2重構造。
馬の鞍のように中心部が凹んでいて、上手い具合に手にフィットします。
ノック感は非常に軽くて軽快。ノック音も軽めの仕様です。このTectシリーズよりもノックが軽いシャープペンシルを見たことがないほどに…とにかく軽く、カチカチカチ……とノックボタンを連打したくなります。
クリップ部はよくある平たい形のものでは無く、細く絞った形。オシャレな感じですが、挟む力も上々で実用性もバッチリです。
グリップは真鍮製で、軸より少し太くなっています。滑り止めのシリコンのリングが3つ付いているのが大きな特徴ですね。
この真鍮製グリップ、塗装がスベスベしている関係で、シリコンリングが付いているにも関わらずかなり滑りやすく、人によっては合わないかもしれません。
かくいう管理人も滑りやすいのはあまり好きではないので、ちょっと微妙な感じです。
それから口金がかなり長めなのも特徴的な点ですね。ーテクトシリーズ共通のものです。
グリップから3段になることに加え、テーパーが長いので視認性は高いです。
グリップは脱着式の二層構造。
…グリップを外すとかなりプラスチック溢れる感じですね。価格を考えるともう少し頑張って欲しい所かもしれません。
中に見えるのはフリシャ用の金属棒とノックパーツ。ペンを落とすとこの辺り、特にネジ周りの破損が起きやすいそうです。…というか管理人もここが割れている物を何度か目撃してます。
最後に、このペンのフリシャon-off機能について。
このペンにはフリシャ機能がついていますが、ペンの中心部のパーツをひねり、「LOCK」の文字に合わせる(もしくは合わせない)ことでon-offを切り替えることができます。
移動中などにペンが振られることで勝手に芯が出ることを防ぐための機能ですが、フリシャLOCK時にフリシャ用の鉄の棒が固定されることを利用して、ペンの重心を変える、なんて荒業もできますよ~。
■製図用ペン先、低重心などのキャッチコピーとともに売られていますが、硬度表示が無いこと、フリシャが搭載されているなど、製図用…というよりは「製図用風」といった感じでしょうか。
フリシャ機能搭載ということで今の時代に合わせてきているのかなというイメージです。
廉価版のライトシリーズや、フリシャ非搭載のテクトシリーズ(こちらは廃番になってしまいましたが)、さらには限定軸など、多数シリーズ展開されている所を見ると、それなりに人気が出ている様子です。
個人的には少し低重心過ぎるのと、グリップが滑りやすいのとであまり使うことが無いですが…。デザインはなかなかに好みなので、これからのシリーズ展開に期待しているペンです。
〔製品情報〕
ZEBRA Tect 2way
価格:1000円(税抜)
重さ:23.6g
芯径:0.3/0.5/0.7
軸色:黒・赤・銀(0.3/0.5/0.7)/青(0.5/0.7のみ)/オレンジ(0.3/0.5のみ)
文房具屋に加えて本屋やホームセンターなど幅広いジャンルの文房具コーナーで見かけることが多いです。
H-28 8/15 一部内容を加筆・修正
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