消しゴム紹介1 METAPHYS gum-ガム

今回紹介するのは、「ガム」です。
食べられませんが、しっかりと消すことができます。

…というと「?」が頭に浮かんで来てしまうでしょうか?
ざっくりご説明すると、「gum-ガム」という商品名の消しゴムなのです。

METAPHYS(メタフィス)というデザインブランドが不易糊工業(フエキ)とタッグを組んで製造・販売している消しゴムで、一般的な文房具メーカーのそれとはやや趣が異なった雰囲気になっています。
百聞は一見にしかず、ということでまずは外見からご覧ください。それでは。

〔METAPHYS gum〕

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ガムを謳うだけあって、流石の薄さ。「板ガム」と言っても通じそうです。
アルミニウム製のスリーブの中に消しゴムリフィルが入っているもので、単価は520円(税抜)。カラーはブラック/ホワイト/オレンジの3色を展開しています。

一般的な消しゴムの相場からすればかなり割高ですが、リフィルのみでの単体販売(220円(税抜))もあるので、なんとか…と言ったところでしょうか。

デザイン系文具にありがちな、使い切ったらそこで終了…ということが無いのは、経済的にも環境的にも嬉しいところです。

実際の使用感としては、「一部の箇所や細い線を消す」という用途においてはそれなりに良好と感じました。本体が薄いため見通しが効き、金属製のスリーブで安定感もあることから実用として「アリ」かなと思います。

一方で通常の消しゴムのように「広い面を消す」という用途には不向きと言わざるを得ないでしょう。寝かせて消すと消しゴムがしなってしまうのはもとより、とにかく消しゴムが「減る」のです。
薄さ故仕方ないことではあるのですが、お高い消しゴムがガンガン削れていくのはちょっと気が引けます。(そういった用途なら普通の消しゴムで良いわけですし、要は使い分けと言ったところなのかもしれませんが。)

ここで一点、どうしても残念と感じるのが消しゴムの「素材」。
形が特殊な消しゴムの宿命と言うべきか、素材がエラストマー系の物なんですよね。
一般的な消しゴムがPVC(塩化ビニル)を採用しているのに対し、成形しやすいエラストマーを使ったことにより、消字率が落ちるというデメリットが発生しています。
加えて消しカスがまとまりにくい物が多く、本品もその例に漏れず、消しカスがボソボソです…。

(そういえば、過去にヒットしたカドケシもこの合成ゴム系の消しゴムでしたね。)

ただ、一般的な消しゴムと比べると消し味が落ちてしまうとは言え、他のエラストマー系消しゴムと比べると比較的消えやすい部類に入ると思うので、形、デザインが気に入ってかつ実用的に使いたい人には充分ありだと思います。

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消しゴムと言えば、なMONOシリーズの薄型消しゴム、MONO Smartと比較してみました。
スマートと謳うこの消しゴムと比べても断然薄いですね。厚さはMONO Smartの半分ほどしかありません。

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MONO Smartがノートなどの1行消しを謳っているのに対し、gumは1画、点から消すことが出来そうです。

□どうでしょうか、実用性も確保しつつ、デザインも非常に良いと思うんですが…あまり使っている人は見た事が無いんですよね。
ネックなのは入手のしにくさや価格の高さなのでしょうか…。

〔製品情報〕
METAPHYS(メタフィス)gum
カラー:ブラック/ホワイト/オレンジ
価格:520円(税抜)
価格:220円(税抜)(替えリフィル)
品番:44100

中々売っているお店を見かけません。
大きな文房具屋でも品揃えの傾向によっては置いてないことも…。
確実なのはインターネットでの購入でしょうか。

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