筆記具紹介、今回で20本目に到達しました。
20本…果たして家にある筆記具の何パーセントになるんでしょうか…？
知ってしまうのが恐いので計算するのはやめにしておくことにしておきますが…きっといずれ分かることでしょうね。
さて、10回目の紹介の時はトンボのモノテックを取り上げましたが、20回目の今回も同じくトンボ鉛筆よりモノテックを紹介していきたいと思います。
前回は1000円のタイプ、今回紹介するのは500円のタイプです。
―それではレビューに入っていきます。
〔Tombow MONOTECH〕
トンボ鉛筆・モノテックシリーズの、500円のタイプです。ネットなどでは、便宜上”モノテック500″と表記されていることが多いようですね。
1000円のものと比較するとかなり癖の強いペンになるでしょうか。一目でそれと分かる変わったデザインですよね。
軸は樹脂製、グリップは金属製になっています。
軸は四角い形状で、中央部が膨らむようになっています。中央部が膨らむというのは、1000円のタイプと同様の傾向ですね。
そしてこのペンの強烈なアクセント、かつ特徴となるであろうものが、軸中央にあるダイヤル式の硬度表示です。ダイヤルには硬度が表示されており、軸の△マークに合わせて確認する方式になっています。
ダイヤルにはクリック感があり、選択した硬度でしっかりと固定することができるんですが…ダイヤルを回す感覚が面白くてついついクルクルとやってしまい元の硬度が分からなくなるという…。
‥私だけでしょうか(´∀｀；？
真横から見ると分かるんですが、バネが入れられておりダイヤルが軸から微妙に浮いています。…なんとも無駄に凝っています。
随分とデザインがハチャメチャな軸中央部と比べると、軸後端は比較的シンプルにまとめられています。…とはいっても軸が四角いだけでも十分変わっているんですがね〜。
軸が四角いシャープペン、私はこのモノテックと三菱のBOXYシリーズのペンしか所持していません。シャープペンは丸軸以外は中々見かけませんよね。
クリップはフラットな形をしています。また、消しゴム、キャップは標準的な物を使用しています。
硬度表示が軸部にあるため、キャップに表示が無いのは当然と言えば当然なんですが。普通にここに硬度表示付ければ付ければ良かったんじゃ？…と思ってしまいます。
他のシャープペンとの差別化を図る、と言うにはちょっと厳しいですし、特段デザインを売りにしたペンでも無いと思うんですが…。
グリップは無塗装の金属ローレット。
ロットリングのペンを彷彿とさせるようなきつめのローレットで、握った手をガッチリとホールドしてくれます。
う～ん(゜゜)口金のガイドパイプ手前の段が太いためか、筆記時の視界はあまり良くないですね。ちょっと残念な点です。
それから気になったのは、軸の長さに対してグリップの長さがかなり短いことと、グリップを握った時にダイヤルが手に当たることでしょうか。
特徴的な軸やダイヤルの存在が、使いやすさにあまり良い影響を与えていない気がします。
グリップを外すとこの様な感じに。
チャックは金属製で、何やらバネが仕込まれています。
これはプラチナのプレスマンなんかと同じもので、上から強い圧力がかかるとバネがその力を吸収して芯が折れるのを防ぐ、クッション機能のためのものですね。なんとも芸が細かいです。
■硬度ダイヤル、軸の形、クッション機能…とまさにツッコミどころ満載のペンですね。これを500円に収めたというのだから驚きです。
このペンに関しては、使い易さを求めた…と言うよりはネタに走っている気がするので、使い心地についてはあまり多くは言えません。強いて言えば、私には軸が四角いのがどうにも手に合わなかった、ということぐらいでしょうか(*´∀｀)
〔製品情報〕
トンボ鉛筆 モノテック500
価格:500円（税抜）
芯径:0.3/0.5/0.7/0.9/2.0
このモノテック500、芯ホルダーもラインナップに加えてあることが特徴的ですよね。なかなか見かけませんが…。
〔関連記事〕
