世間では「筆箱紹介」が流行っているようですね。どうやらそれは筆箱の紹介と言うよりは、”中身”(もしくはそのこだわり)や”使い込み具合”の話がメインらしいですが…。
当ブログは流行に疎い…もとい天邪鬼なので、いつも通り、製品自体の紹介をしていこうと思います。…それでは。
〔PILOT ソフト筆入れ PCS84-110〕
パイロットが販売している”ソフト筆入れシリーズ”の”PCS84-110″。赤と黒の2色展開で、価格は1100円(税抜)です。
■外観
一般的なペンケース(写真はNOMADICのPN-04)と比較してみるとわかる通り、かなりスリムな造りです。
「ロングペンケース」と謳うだけあって、鉛筆や定規などの長めの文房具も余裕で入り、かつ細身なおかげでキツキツのカバンにもスポッと収まってくれるのが嬉しい所です。(…その一方、厚みがある物の収納にはやや難があると言えますが。)
■素材
生地はナイロンにポリエステル、それに合皮を使用。価格なりのモノではありますが、質感は決して悪くありません。(※ただし、引手の部分の合皮は劣化しやすいです。)
手触りは内/外どちらもツルツルサラサラ。総じて柔らかめなので、不意にペンが傷つくこともないでしょう。
■内側
△①(左面:ポケット×2)
△②(右面:ポケット×1)
内側は3つの「面」を折り返して1つにする、独特な形状をしています。一度開くと①の状態、もう一度開くと②の状態に…といった具合ですね。
…②の状態にするにはマジックテープを開ける必要があり、頻繁に使用する文房具を入れておくのは不向きです。…ハサミや修正ペン辺りの、使用頻度が低いものを入れておくのがベストと言えそうです。
またあくまで簡易的ではあるものの、全部広げた状態でトレーっぽく使うことも可能といえば可能かな〜と。
先の写真で「真ん中の部分はただ乗っけてあるだけじゃないか!」とツッコまれそうな所ですが、中面と右面の両端にはマジックテープがあり……そうです、袋状になるんです。
包み込まれる形になるので大丈夫なんですね。
テープのりや芯ケース等、小型のものであればここに突っ込んでおくと便利です。
それから、左サイドがファスナーつきのポケット構造になっている点も見逃せません。端に小袋があるのも心憎いポイントです。
実用例としてはこんな感じに。ペン2~3本に消しゴム、細めの定規ぐらいであれば余裕で入ります。写真には無いですが、付箋や印鑑なんかを入れることも可能です。
えー、…コレくらいなら普通に入りますよ、という感じの中身見本です。
筆記具7本にハサミ、消しゴム、その他小物類がコレだけ入ります。…見た目の割に意外と収容力あるんです。
⇩上記をすべて入れた図が、下の写真右側。
ガッツリ詰め込んでも細さは維持。引手がマジックテープなので臨機応変に対応可能です。(但し、多すぎると太巻きのようになってしまいますが…)
■私感■
スリムな形状でかつ、ポケットが複数ある所が気に入っています。…意外と少ないんですよね。ポケット多めの細身なペンケース。
…引手や内面のとじ込みにマジックテープを採用しているので、容量に対してフレキシブルに対応できるのも嬉しい点です。詰め込みすぎても、マジックテープでなんとかなる…という安心感。慣れると手放せません。
強いて言えば、マジックテープの「ビリビリ」が苦手な人には不向きかな…と。そんな感じですね〜。
〔製品情報〕
ソフト筆入れ (ロングペンケース)
品番:PCS84-110-(x)(x=色(R/B))
価格:1100円(税抜)
色:レッド/ブラック
外寸:65×230×25㎜
パイロットがペンケース類を販売していること自体あまり知られていないのに加えて、商品名=品番の味気ない名前…。店頭で直接販売されていることも少ないように思えます。折角使い勝手は良いのに、色々と損している気がしてなりません…。
パイロットのホームページによると生産終了・在庫限りのようなので、気になる方はお早目に〜。
コメント
コメント失礼します。
筆箱よりも中身の定規が気になって仕方がないのですが、もしやピタットルーラーを半分にしたものでしょうか?
>nisixさん
さすが、鋭いですね!
そうです、”モチモノ”さんのピタットルーラーを半分にした(というか半分になってしまった)物です。
使用中にパキッと折れてしまい、そのまま…と言った感じなんですが、コレが中々使いやすくて…^^;
筆記具の名前を教えてくれませんか?
yuさん
こんにちは。
名前…と言いますとどの筆記具の名前でしょうか?
具体的にお願いしますm(_ _)m