ぺんてる グラフ1000 フォープロ

日頃使っている筆記具の中に「お気に入りのペン」はありますか?
きっと、大事な時に外せない.使いやすいから.思い入れがあるから…などなど色々と理由があるペンのはずです。
当ブログ最初の記事は管理人のそんな「お気に入り」なペンについての紹介です。それでは。

〔ぺんてる グラフ1000フォープロ〕

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(画像の他に0.9㎜もあります)
グラフ1000はぺんてるが1986年に発売を開始した製図用シャープペンシル。
文房具、特にシャープペンが好きな人の間では知名度抜群かも知れないですね。
このペンをきっかけに管理人の文房具への興味は広がっていきました。

やはり知名度が高いのはその使いやすさ故。個人的にもシャープペンシルの中での使いやすさは1.2位を争うほどのペンで、中々コレを超えるのは難しいぞ…と思うほどです。
軸には”GRAPH 1000 FOR PRO”の表記。いかにも製図用途向けのペンであることが分かります。

今の時代、製図はCAD(キャド:コンピューター支援設計ソフト)の使用がメインとなり、製図目的ではシャープペンはほとんど使われなくなったために多くの製図用シャープペンが廃番・製造中止になりました。
しかし、そんな中でもこのグラフ1000は廃番になること無く、一般の筆記においても大きな支持を受け今もなお販売され続けています。

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それでは軸の部分から。
軸色は光沢を抑えた黒。素材は再生樹脂です。高級感よりも実用性を求めた感じでしょうか。
再生素材だからといって安っぽさや色ムラがあるといったことは無く、丁寧に処理されてます。

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グリップはアルミとゴムの2層。アルミパーツの一部がくり抜かれ、そこからゴムが露出する構造です。
ここがこのペンの大きな特徴ともなる構造で、アルミだけだと滑りやすくなってしまう所にゴムを加えることで滑りにくさ、持ちやすさを両立しています。
他のペンではあまり見られない構造ですが中々に使い勝手が良いのではないかと…。また一部ではF3(エフスリー)構造とも呼ばれているようです。

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キャップには硬度表示が付属。3H~Bの範囲で対応しています。(※製造時期によって異なるようです。)
硬度表示を回転させると小気味よいクリック感があり、的確な位置に固定できるようになっています。
また、ノックした時にキャップの部分が軸に当たるまできちんと押し込める所も意外とポイントですね…。

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口金はグリップ部分から3段に細くなっているのに加え、4㎜のガイドパイプで筆記時に字を確認しやすくなっています。

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口金を外すとこのようになっています。
一般的なシャープペンと異なり、芯をつまんで押し出す役割のあるチャックに樹脂パーツが被さっています。

多くのシャープペンは口金側にグラフ1000に被さっている樹脂と同じ役割がありますが…グラフ1000の場合はそれを軸側に備えることで、口金の状態に影響されずどんなときでも一定量の芯を出すことが出来る、ということですね。

○シンプルかつこだわっている所は丁寧に作り込まれている印象を受けました。昔から変わらずに売れ続けているということも納得です。
昔からグラフ1000が自宅にあったこともあり、かなり長い間このペンを使ってきています。
先日新たに1本買ったのですが、以前から使っている物は新品と比べるとやはり塗装の具合などがかなり変わっているな、と…。

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(左:新品 右:以前から使っている物(以前に1本無くしているので、実は2本目です。))
印字は消え、塗装は少し剥げた上に軸はテカテカになってしまっています。
決して経年変化が綺麗、ということはないですがこうして見比べてみると結構使ったなぁという愛着が湧き、ずっと使っていきたい手放せない一本だと感じた次第です。

〔製品情報〕
ぺんてる グラフ1000 フォープロ
重さ:11g
芯経:0.3㎜~0.9㎜
定価:1000円(税抜)
東急ハンズなどの総合雑貨屋や、比較的大きな文房具屋などで販売していることが多いようです。
h-28-3/30 記事の内容、及び画像を一部更新しました。
h-28 8/17再更新

コメント

  1. バラバラ より:

    こんにちは。ツイッターから来ました。
    0.4mmのグラフ1000をあれほど使い込んでいて、文具オタ歴が長そうです。

  2. ものてっく より:

    バラバラさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
    0.4㎜という所に目が行くとは…バラバラさんも目の付け所が鋭いですね笑
    文具好き歴はそこそこ長い部類に入るのかなぁ(他の文具好きの方がどの位なのか分からないですが💦)と思います。

  3. ボレアリス より:

    はじめまして。僕もグラフ1000の0.4を愛用しています。
    ものてっくさんが以前から使われている方についてお尋ねしたいことがあるのですが…
    やはりプラスチック部分の塗装は現行品と異なるのでしょうか?(最初から光沢はありましたか?)
    古い文具店をいくら探しても旧型らしき物が見つからず、気になっています。
    また、何年くらい前に販売されていた物ですか?
    教えていただけると嬉しいです。

  4. ものてっく より:

    ボレアリスさん、はじめまして!コメントして頂きありがとうございます^^;
    グラフ1000ですが、我が家にある一番古いであろうものは10年以上前のものだと思います。
    光沢の件ですが、古いものは軒並み使う経過でテカテカになってしまっているので、元がどのような塗装だったかはちょっと分からないですね…💦
    お力になれずすいません(*_*;

  5. ボレアリス より:

    お返事ありがとうございます!
    10年以上前の物ですか〜、グラフ1000の耐久性に脱帽です笑
    現行品も使い込めば光沢が出るか気になる所ですね…

  6. ものてっく より:

    ボレアリスさん>
    グラフ1000は使いやすさや耐久性など、色々な面から見ても「良い物」なのかな、と思います。
    恐らく新・旧問わず使っているうちに光沢が出るのではないかと思いますよ〜。

  7. ぺんてる大好き より:

    初めてコメントさせていただきます。
    4月から中3になる男子です。よく行く昔からある文具店でグラフ1000フォープロを購入しました。なんとなく緑のワンポイントがいい感じだなと思い0.4を購入しましたがかなり使いやすいですね!どうも旧型のものらしく(たまたま)文字の印刷が膨らんでいて今の現行品とどうも違うみたいです。(簡単に消えそうではないのでいいのですが…)長文失礼しました。これからも応援しています!

  8. ものてっく より:

    >ぺんてる大好きさん
    はじめまして、コメント・応援ありがとうございます^^
    0.4㎜のグラフ1000、良いですよね。緑のワンポイントカラーに惹かれる気持ちもよくわかります。
    >どうも旧型のものらしく…
    ロングセラーの商品なので、やはり何度か細かい仕様変更があったようですね。製品性能自体には殆ど影響はないと思います。
    4月から中学3年生とのことで勉強が大変になって行くかとは思いますが、グラフ1000をバリバリ使って、頑張って下さいね(^^)応援しています。

  9. 名無し人 より:

    グラフ1000ほんとに名筆ですよね( ̄▽ ̄;)

  10. ものてっく より:

    名無し人さん、こんにちは。
    そうですね。やはりこれだけ長い間売れ続けているだけあって、流石の扱いやすさです。…これからもずっと、販売されていって欲しいところです。

  11. 最近STADLAR92515にはまっている女の子 より:

    はじめまして。4月から中2になるので、新しくシヤーペンを買おうと思っているのですが、ものグラフか、S3か、どちらが良いと思いますか? 

    • monohashi より:

      返信が遅くなってしまい申し訳ないです。

      モノグラフもS3も良いペンだと思います。当サイトでも記事に上げていますが、実物を店頭でご覧になってからご自分の感覚でお決めになるのが良いかと思いますよ。
      (どちらも300円台と安価なので、両方買ってしまうというのも手かもしれません)

  12. 肥魔人 より:

    ちょっと前にこれの0.7を買ったのですが、硬度指標の6つのうち2つが、なぜか、のっぺらぼうになってました。

    • monohashi より:

      ご返信が遅くなりましたm(_ _)m
      芯径によって(特に太いもの)、そもそもの対応する硬度のシャープ芯が発売されていなかったりするため、場合により省略されることがあるようです。

  13. ミカエル より:

    初めまして…自分は0.3と0.5を使っていますね。
    0.3はfor proが1本、CSの赤が1本、限定版シルバーが1本です。0.5は限定版のグリーンとゴールド、ネイビーを1本ずつ持っています。
    余談ですが、もちろんClic Eraser for proも使用していますよ。
    ただ…for pro芯が廃盤になってしまったのが虚しく感じます。復活してほしいなあ…

    • monohashi より:

      ミカエルさん、はじめまして。
      すっかりご返事が遅くなってしまい、申し訳ない限りです。

      グラフ1000は元々黒色しかラインナップがありませんでしたが、「Limited」を始めとした限定色の発売によって、非常に華やかになりましたね。
      果たして何色登場したのか…私でも把握しきれていないくらいです。

      「For Pro」シリーズは本製品を除き下火傾向で、クリックイレーザーもいつまで販売され続けるのか、やや不安な所です。
      for pro芯、私はまだストックがありますが、いつまでもつやら…。ほんと、復活して欲しい限りです。

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