筆記具紹介15 ロットリング500

今回はロットリングの製図用シャープペンシルを1本、ご紹介いたします。

ロットリングードイツ語で赤い輪を意味する「Roter ring」を由来とし、製図用万年筆(製図ペン)開発の先駆け的存在であるドイツの歴史あるメーカーです。

かつては「製図用品=ロットリング」と言われるほど製図用品に豊富なラインナップを持っていましたが、残念ながらコンピューターによる設計支援システムの普及によりその需要が激減、業績が芳しくないようで…。

米企業・ニューウェル・ラバーメイド社への傘下入りやラインナップの再編、価格の値上げなど、色々と苦心している様子です。

最近はスタイラス機能を付けたロットリング800+を販売するなど、一般向けの製品開発にもにも力を入れ始めたようですので、今後の動向に注目です。

…と前置きはこのあたりにして。ーそれでは。

〔Rotring500〕

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■概要
ローレット加工のグリップに六角軸。全体がマットブラックに塗装され、ワンポイントに赤いリングをつけたお馴染みのカラーリング。ロットリングが展開する製図用シリーズの中で最もスタンダードなモデル、と言える製品です。

現在のロットリングには製図用型のシャープペンが4種類(300/500/600/800(+))あり、このロットリング500は下から2番目のポジョンに位置します。ー800シリーズがやや別枠な存在であることを考えると、まさに中堅どころと言った感じでしょうか。

価格は1200円(過去にコロコロ変わっています)、カラーバリエーションは現在は黒のみ。軸が樹脂製、グリップが金属(真鍮)製。重心バランスはやや前側、ほどよい低重心…と言った具合です。

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軸の印字はrotring500、そして芯径のみの表記。oの字が◎になっているのがロットリングらしいところです。
かなり長い期間使用しているためかロゴがかなり薄れてしまいましたが、印字はそこそこ強く、消えにくい部類に入ります。

特徴としては、硬度表示の部分にもローレットがついていることがあげられるでしょうか。ここにローレットがあるというのはどういう意味なんでしょうね。
管理人的には後端の消しゴムを使う際にここをグリップ代わりに使うため…だと思っているんですが。
そうそう、硬度表示は4H~2Bの対応(3H無し)になっています。

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クリップにはrotringの彫り込みがなされています。こういう細かいこだわり、良いですよね。

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芯受けは金属製でガタツキはありません。
消しゴムには芯詰まり対処用の針金がついていませんでした。(昔は付いていたんですが)

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消しゴムを支えるパーツには針金を通すための穴がしっかりと空いているんですがね…。
最近はどの文具メーカーも針金を省くことが多いような気がします。
う~ん…コストダウンでしょうか。

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また、結構見にくいですがキャップには芯径がうっすらと彫り込まれています。

※現在販売されているロットリング500は、キャップが筒状になっているものに変わり、この表示は無くなってしまいました。…なんでも誤飲時の対策のためだとか。

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口金とグリップは一体化したタイプ。グリップから2段になっている独特なものです。
グリップから筆記面の距離が近いので、グリップを短く持つ人(私もですが)にとって売ってつけの構造になっています。

細かいローレット加工がされているおかげで、グリップ力はかなり強い部類に入るかと思います。使い始めはちょっと手が痛いかもしれませんね。

(使用していくに連れてローレットのエッジが削れ、多少滑らかになります)
それからこのグリップ、ゴミが付着しやすく、汚れやすいんですよね。私の物もグリップがかなり汚れてしまっているので、なんとかして綺麗にしたい所です。
困ったことになかなか取れないんですよ…。
なにかいい方法があればいいんですが。

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グリップの下は樹脂製、チャックは金属製です。
口金とグリップが一体構造になっているおかげで、ガタつきはまったくと言っていいほどありません。

■今時珍しい硬派なスタイル、そして重心バランスやローレットの具合などが管理人にはとても合うので、今使っているのが壊れてしまってもまた買いたいな、と思えるような製品です。

〔製品情報〕
ロットリング500
品番:502-50xN 0.5㎜=502-505N
価格:1200円→1000円→1200円(税抜)
芯径:0.3(0.35)/0.5/0.7
重さ:13g程
軸色:ブラック

いつの間にか値上げされ、キャップの形状が変更されていたんですよね。
穴が空いたキャップだと消しゴムが無いと芯が落ちてしまいますし、あまり歓迎できない点かな…と個人的には思っていたり。

そこそこ大きな文房具屋や書店でないと売っていないんですよね。
もう少し色々な所で買えると良いんですが…。

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H28-9/20 内容を加筆・修正
H-29-2/4 再加筆
H30-1/28 再加筆

コメント

  1. nisix より:

    こんにちは
    rotringの300〜800(数字シリーズ?)は質実剛健なドイツらしい良いペンですよね。私は600を愛用しています。
    ローレットのゴミはやっぱり目立ちますよね。私の場合は時々歯ブラシで取り除いています。もっと良い方法があればいいのですが(笑)

  2. ものてっく より:

    nisixさん>
    こんにちは。ロットリングの製品はどれも完成度が高いですよね。
    nisixさんは600をお使いなんですね(*´∀`)
    600シリーズはフルメタル製で、まさに「道具」然とした感じですよね。確かに「質実剛健」という言葉が当てはまる気がします。
    ローレットの汚れ、なかなか取れないんですよね💦歯ブラシも試してみたんですが全然汚れが取れず(TT) なにかいい方法を模索している所です。

  3. ハス より:

    木工用ボンドをグリップに塗りたくり(薄くでなくボテッと)乾いたら、ベリッとはがすととれると、どこかに書かれていた記憶が御座います。有機剤の入ったセメダイン系はXです。

  4. ものてっく より:

    ハスさん、はじめまして^^コメントありがとうございますm(_ _)m
    なるほど、ボンドですか!パックのような要領ですね。確かに汚れを根こそぎ取れそうな気がします。
    不安なのは塗装落ちや金属の腐食ですが、万が一の際にもロットリングは口金単体での取り寄せも可能なハズなので試しにやってみようかと思います。
    貴重な情報ありがとうございます^^

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