筆記具紹介7 トンボ鉛筆 モノグラフ

今日の紹介はトンボ鉛筆のMONO graphです。
トンボ鉛筆は子供の頃に一度は関わることになるであろう文具メーカーですよね。鉛筆にMONO消しゴム、修正テープ、それからスティックのりのpitなど、学用品・事務用品として触れる機会が多いのではないでしょうか。

そんな感じで事務色のイメージが強いトンボですが、デザイン文具のZOOMシリーズや、滑らかインクを擁するリポーターなども根強い人気を得ているようです。こちらもいつか記事にしたいな、と。
さて、今回はそんなトンボの代名詞とも言える「MONO」の名を冠したこのシャープペンシルを紹介していきます。

〔TOMBOW MONO graph〕

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…まず最初に、ガシガシと使っていたもので、塗装剥げや汚れが目立つかもしれません。その点よろしくお願いします〜。
私が購入したのはMONOカラーです。このカラーはMONOの塗装が軸の表側にあり、裏側の部分はスケルトン仕様になっています。
他のカラーは軸を丸々塗装しているようですが、個人的に透明軸の方が内部の構造が見れて楽しい気がします。
軸の素材はアクリル樹脂です。
これが結構透明度が高くて、見ていて綺麗なんですよ…。

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写真の通り、塗装がかなり剥がれてしまっています。それほど雑に扱った覚えは無いのですが…。残念ながら剥がれやすいみたいです。
軸にはMONO graphの表記とTombowロゴが印刷されていますね。
そうそう、トンボ鉛筆のロゴマークは英字表記が「TOMBO」では無く「TOMBOW」になっていますよね。普通にトンボ、ならWの文字が要らないはずですが、どの製品を見ても必ずWが付いています。

どうやらトンボ鉛筆のサイトによると、これは英単語の「Tomb」(お墓の意味)との混同を避けるためにつけられているそうです。まさかそんな理由だとは思いもしていなかったのでちょっと驚きました。
…少々話が脱線しました。話を戻します。

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キャップは消しゴムとの一体型で、消しゴムは回転繰り出し式の物です。
流石MONOと言うべきか、普通に実用的な消しゴムになっています。シャープペンシルに付属している物としては非常に使いやすい部類ですね。
(追記:但し、普通のMONO消しゴムかと同じくらい消えるか言われるとちょっと微妙な所です。)
また、トンボ鉛筆のプレスによると一般的なシャープペンに付属している消しゴムの約6.5倍もの量の字を消すことが可能なのだとか。
替え消しゴムも安価で販売しているので、消しゴムをがっつり使っていくスタイルでも全然OKですね。
※消しゴムの形の関係で、ノックはクリップノック式です。

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軸の裏側には「ON◁┃LEAD LOOK┃▷OFF」という印刷がされています。これは、このシャープペンの機能を表すもので、クリップを通常時から上にスライドさせることで、フレノック(フリシャ機能)を止め、ペンを振っても芯がでないようにする機能です。(フレロック機構と言うそうです)

これはやり方こそ違えどゼブラのテクトツゥーウェイと同じ機能ですね。モノグラフの方はフレノック機能とともに通常のノックもロックすることができるので、一枚上手でしょうか。

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グリップ部は全色共通でスケルトンカラーです。シンプルですが、握る所が少し凹んでいるので握りやすいです。
素材はポリカーボネート樹脂だそうです。
※写真だとグリップ部に縦の凹凸があるように見えますが、これは軸の内部の凹凸です。
口金は一般的なシャープペンと比べると長い4㎜パイプを採用しています。なんでも製図用の視認性を採用しているとか。少し低重心なのもその影響でしょうね。
視認性が良くなるので私としてはこういう4㎜パイプの採用は大歓迎です。

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チャックは金属製、口金をとめるネジは樹脂製です。
チャックから芯を入れる筒までの距離が長いために耐久性に少し不安がありますが、私が使っているのは今の所大丈夫です。

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ついでにパッケージの画像も一枚。「フレノック」の言い回しが独特ですね。

■価格が約350円程なので、対抗馬はS3やクルトガといった所でしょうか。300~400円ぐらいの低~中価格帯のペンの中では、私の一番のお気に入りです。
この価格の中に色々と機能を詰め込んでくるのは凄いですよね。また、機能だけでは無くグリップの握りやすく、重心の位置が良いというのも好きな理由ですね。
グッドデザイン賞を授賞しているだけあって、デザインもいいですし、比較的安価なシャープペンを買いたい人には是非見てほしい1本です。

〔製品情報〕
Tombow MONO graph
価格:350円(税抜)
芯径:0.3㎜/0.5㎜
重さ:17g
軸色:スタンダード(MONOカラー)/ブラック/レッド/ブルー/ピンク/ライム/ゴールド/シルバー/ガンメタル
中々好評のようで、後に蛍光カラーが追加されたようです。また、”MONO graph”シリーズとして、”MONO graph One”や”MONO graph zero“も発売されました。さらなるシリーズ展開に期待が高まります。
…しかし改めて確認してみると軸色が豊富ですよね。好みの色に合わせられるのは良いポイントです。
多くの文房具屋や本屋の文具コーナーで見かけることができます。
H28-9/30 一部内容を追記・修正
H-29-1/27 一部追記

■主な関連記事ーMONO graph zero

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コメント

  1. バラバラ より:

    モノグラフは本当によくできていると思います。トンボ鉛筆の本気ですね。

  2. ものてっく より:

    バラバラさんへ>
    そうですね。
    久しぶりにこの価格帯の製品で驚かされました。
    トンボ鉛筆は文具メーカーの中でも特に好きな会社なので、こういったものが発売されて嬉しい限りです( ´∀`)

  3. ひのひさん より:

    今日も記事を読ませていただきました
    モノグラフはトンボの自信作だと思いました
    とてもいいので筆箱に入れてます
    今回で4回目のコメントです
    できたらモノグラフマルチもおすすめです
    いつも返信ありがとうございます
    長文失礼しました

    • monohashi より:

      ご返事が大変遅くなりました。
      トンボは長いこと普及価格帯における製品を出していませんでしたし、モノグラフは正に満を持しての「自信作」なのでしょうね。
      上位モデルや多機能モデルへの展開もあり、ユーザーとしては嬉しい限りです。

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