筆記具紹介18　ゼブラ テクト

前回の更新から少し日が空いてしまいました^^;💦今週一杯、私用でどたばたしていてなかなか筆が進まず…すいません(*_*;
さて、そんなことはさておき、今回はゼブラから一本、Tectというペンを紹介します。
テクトツゥーウェイやそのライト版に続くテクトシリーズ3作目、ということになるのでしょうか。少し前に廃番になってしまいましたが。
発売されたのが2011年頃だったと記憶しているので、あまり息が長くは無かったんですよね。
皮肉にもテクトシリーズの最新作が、シリーズで真っ先に廃番になってしまった形です。
残念…といいつつ、レビューに入って行きたいと思います。
〔ZEBRA Tect〕

グリップの3つのゴムが特徴的な、テクトシリーズ共通のデザインですね。
使用している素材はテクトツーウェイが真鍮、ライト版が透明樹脂でしたが、このテクトは不透明な樹脂を使用。樹脂自体はムラが無く綺麗な仕上げです。
軸側とグリップ側では微妙に塗装の具合が異なり、軸側は光沢ありのツルツル、グリップ側は光沢無しのサラサラになっています。
あえて変えているんでしょうかね…？

軸にはTect共通のロゴに”Tect”表示、それから芯径表示が印字されています。
上位機種に当たる2つと比べてスッキリ・シンプルな見た目ですね。
気になったのがクリップの向き。ロゴを上に向けた時にクリップが下側に来るようになっています。

クリップが下向きだと、ロゴを上に向けて筆記したときにクリップが手に当たるんですよね。これ、気になる人は気になります。
テクトツゥーウェイや同ライトも下向きになっていましたが、あちらはクリップを外したり回したりすることができるので問題無かったんですよね。…しかしテクトは軸に直接固定されているためにどうすることもできません。

キャップは他のテクトシリーズと比べると大幅に簡素化されています。
…ただ簡素化されただけなら良いんですが、明らかにサイズが合ってないんですよね。はめるのは簡単なんですが、外すのが大変で…これは設計ミスじゃないでしょうか。
う～ん…。
消しゴムは上位機種と同じく支えが無い、そのまま芯受けに突っ込むタイプです。こういった所でもコストダウンをしているのかな…と。

口金はテクトツーウェイと同じく3段。長めの造りになっています。グリップも同様にテクトツーウェイとほぼ変わりません。…ですが、素材が真鍮ではなく、樹脂になっているため滑りにくいです。管理人はこっちの方が好きですね。
ゴムリングは人によって評価が分かれそうです。結構固めのゴムなのでハッキリと手に当たる感覚があるんですよね。
邪魔に感じる人、このリングが無ければいいのに〜…という人は結構いるんじゃないかと。

…かと言ってゴムリングを外すと結構大きな溝ができてしまうので、外して使うのも微妙なんですよね。
正直な所、もう少し薄い、あるいはソフトなゴムが良かったなぁ。というのが正直な感想です。

チャックは金属製。ネジは樹脂製です。
あまり樹脂の耐久製は高くないようで、ペンを落下させたときにパキっ…と折れてしまうこともあるかもしれません。要注意です。
■300円という手に取りやすく需要も大きいと思われる価格帯の商品ですが、残念ながら短期間で廃番になってしまいました。
製図用に近いコンセプト、かつ同じ価格帯のS3という強力なライバルの存在が大きかったのかも知れませんね。
〔製品情報〕
ゼブラ テクト
価格:300円（税抜）
芯径:0.3/0.5
重さ:10.4g
軸色:白/紺/ライトブルー/ライトグリーン/ライトピンク/オレンジ/モカ/ダークグレー
カラーラインナップは8色とかなり豊富。しかもモカやダークグレー、ライトグリーンなどなかなか珍しい色を揃えていました。
廃番になってからまだ日は浅いので、まだまだ店頭に並んでいるのをよく見かけますね。